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本当ならば長い…
2010 05 16
本当ならば長い本一本の木材ばかりを集めて
家をつくれば、強くて良いものができ
最高なのですが
伐採された木は、山である一定の
長さで切られ、運搬し製材するため
長さに限界があります。残念!!
しかし、そのため伝統技術には
優れた継ぎ手、仕口が多くあります。
そこで、また今回久しぶりに
紹介したいとおもいます!
今回は一般的でみなさんも見たことがあると
思われる二つを見てもらいます。
腰かけ鎌継ぎ
雌木、鎌の横で突起をつけることによってねじれにも強くなります。
(ちなみにプレカットの鎌には突起がありません。)
雄木、なるべく柱が立つ近くで細工することにより土台の浮き上がりを防ぐ事ができます。
合わせるとこんな感じです。
二つの部材を同じ方向につなぐ部分を継ぎ手と言います。
梁や桁などの継ぎ手にも使われますが
当工務店では土台の継ぎ手に使っています。
蟻(アリ)掛け
雌木、アリの部分のみが掛かるのではなく、木口全体が掛かるように
細工する事により、捻じれに強くなります。
雄木、プレッカトだと木口の角を丸く加工してしまうため、捻じれに弱くなってしまいます。残念…
このように直交する部材をつなぐ部分を仕口といいます。
他にもまだまだいろんなのがあるので
少しずつ紹介してきたいと思います。