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羊毛断熱材
2021 01 24
ワームスのつくる家の大半は
壁の断熱材に ウールブレス 羊毛断熱材を使っています。
羊毛ですのでもちろん自然素材
無垢杉の構造材や塗壁の仕上げ材との相性が良く
居心地良い空間づくりに最適な断熱材です。
どのように施工してるかご紹介
外壁周りに面する柱と間柱の間に入れていきます。
ロール状の物を伸ばし上から下にタッカー(ホッチキスに似た針釘)で留めていきます。
上部は重みで垂れ下がり欠損しない様、少しへの字に折って留めるよう心がけています。
下部は梁と下地材&床板(約3~4.5センチ)の段が隙間となり欠損しない様
あらかじめ手で裂いたウールを詰めておきます。
換気、エアコン等のスリーブ廻りも欠損しやすいので
あらかじめ裂いたウールをスリーブ廻りに留め付けしています。
その他、小さな隙間も手で裂いて詰め込むことができ
施工性がとても良く、高い精度で性能発揮できると思っています。
何より素手で触るとモコモコでとても暖かさを実感でき
実際現場で施工する職人、私たちにも安全で体にやさしい断熱材。
施工する人が不快で嫌がる物が、
住まう人や自然環境にっとって良いはずが無いと考えます。
ここからちょっと ひとり言
地球温暖化による自然災害が多発し
世界は、大きな脱炭素社会を目標に掲げ
建築業界でも建物の省エネ性向上に向かい著しく進化しています。
●高性能な断熱材を使い、建物の断熱性能を良くする。
●省エネルギーな設備機器を設ける。
●ソーラーパネルといった自家発電機器で電力を賄う。
上記のような方法で使用エネルギーを削減し
化石燃料による発電に頼らない世界にしていく!!
確かにその通りだと思うのですが、どこか腑に落ちない、、、自分
高性能断熱材や高性能設備機器を作るのにもエネルギ―は必要ですし
劣化による耐久性はどうなのか?、設備機器に関しては寿命は10年~長く持って15年?
機器に至っては頻繁に入れ替えが必要?
家本体の改修時に掛かる解体費用、最終処分に掛かるコストは?これって本当に省エネなのか?
まだまだ勉強不足で、
これが絶対だとは言い切れないのですが
●パッシブ設計を取り入れ、自然環境を上手く利用する
●なるべく再生可能な自然素材を使う
●取替の利かない永く使うものを重要視し、提案する
●一人一人が無駄なエネルギーを使わないよう心がけることを提案する
等
先にも後にも人と環境に良いと思えるものを自分なりに見定め
家づくりを行い、自分自身進化出来ればと思っています。