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生きている証
2021 04 24
工房では引き続き 『はばたきHouse』 の加工作業に入っています。
梁桁の横架材は乾燥中なので、先行して柱材の加工を行っています。
気持ちの良いお天気が続き、作業がはかどります(^^)/
ずら~っと並んだ柱材
全ての柱を確認しながら番付けです
『はばたきHouse』では柱と梁に2本のケヤキ材を使用した
木組みのリビング空間となります
神社やお寺にも使われるほどの木材でとても堅いのが特徴で
高価な木材です
ほとんど白太の入ってない赤身のケヤキ柱
ホゾ加工すのも大変そうです
梁になる材は入り皮部分があったのでサンダーで削ります。
これも無垢材ならではの味になります。
続いて柱の加工
ワームスの家は真壁づくりのお家が多いです
真壁とは柱を表しに使う造りで、ごまかしがききません!
無垢柱は呼吸し、調湿もしてくれますが、
伸縮する事によって木の狂いが生じる事があります。
しかし、それは木が生きている証でもあります。
環境や経年変化にも対応出来る様、
1本1本、木の個性を見ながら細かな箇所にもこだわり、丁寧な仕事を心掛けています。
手加工だからこそ成せる技です。
超仕上げ鉋で仕上げる前の中仕上で電気カンナがけ
順序を重ね、フラットなツルツル表面の柱に仕上がっていきます。
永く大事に使って頂きたい一身で手間を惜しまず加工します!!