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拘りの造作階段
2022 08 04
『IPPURAKUYA』
山田の工房にて階段の木取りに加工を進めています。
ワームスでは階段にかなりの拘りを持ち、毎回造作で造っています。
皆さん、家具は色々と調べ自分好みの物を探しだし購入されると思いますが
家の階段ってなるとどうですか?
家の一部という事で、単に上下階を行き来する道具でしかないと考えていませんか?
私見ですが階段も意匠的にカッコ良いものであれば家具のように空間をデザインするアイテムになると思っています。
近頃はリビング階段で提案する事が多くなってるので、なおの事デザインは重要と考えます。
「そこまで言うのであれば、ワームスではどんな階段作ってるんだ!」
って声が聞こえてるような気配を感じるので(笑)ご紹介します。
階段踏板は無垢杉板です。
しっかり乾燥させた加工前の板材を並べ表情を確認します。
ワームスの踏板サイズは幅255㎜厚み40㎜が標準となる設計プランが多いです。
幅と厚みを加工していきます。
踏板を支えるささら板も杉材です
180㎜×40㎜に加工し墨付けをし加工していきます。
1段225㎜進んで200㎜上がる、昇降しやすい階段です!
刻み終えたささら板がこちらです
ここは大工技術の見せ所となり、プレカット等の機械加工では出来ない形状です。
踏板を受ける力板
材はクサマキ(ヒバ材の一種)杉よりも年輪が詰んでて油分も多く加工しやすい材で
耐久性にも優れてて、社寺等でもよく使われる材です。
いまはウッドショックできっと高いんだろうな~
今はまだストック材でなんとかなっています!
仮組の様子、2段乗っけてみました。
どうですか?いい感じでしょ!!!
我が家では娘が良く階段に座りスマホを触ってます
部屋に置いてあるベンチ感覚で腰掛けてるようで、
娘にとっては落ち着く居場所の様です
そんな娘の様子を見て心の中でヨシ!!っと小さくガッツポーズし喜びを感じています(笑)