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高い断熱性+αの施工 その2
2023 08 28
高い断熱性+αの施工 その1からのつづき
⑥外貼りポリエステル断熱材
外張りする事で施工精度が高まります。透湿性もあり湿気に強い断熱材です。
⑦ムクボード(杉の幅接ぎ材)
登梁等の構造梁に直接指定釘で打ち止める事で水平面の横揺れの力を
確実に壁に伝え、家の耐震性を高めます。無垢の杉材なので透湿性にも優れています。
⑧杉の木組み構造
富山で育った地場の杉材です
低温乾燥材なので繊維も破壊されずしっかり呼吸してくれます。
⑨羊毛断熱材
名前の通り羊の毛からできています。羊の胸辺りの衣類等の商品にならない汚れた毛を洗浄して作っています。本来であれば廃棄処分されてたものを上手く使ったエコな自然素材の断熱材です。
透湿性に調湿性に優れています。
⑩無垢桐板ァ9㎜ 『木かげの家』が初採用の天井仕上です
桐と言えば桐箪笥!理屈抜きで良い物のイメージがありますよね。
柔らかな素材感と薄っすらみえる杢目が綺麗です。
ワームス拘りの屋根の中を公開しました。
実は③杉板~⑩の桐板まで全て透湿性の優れた物を使用した透湿外皮の天井屋根となっています。
呼吸する家づくりに拘るワームスでは前から壁は透湿外皮が標準となってます
しかし天井屋根まではそこまでには至っておらず、
今回、住まい手の同意を得て初の呼吸する天井屋根の施工が実現しました。
※しっかりと結露計算も行い施工しています
日本の家づくりでは透湿性ってほとんど注目されていません。
気密性能を高める事が家づくりの王道みたいな流れになっています。
もちろん気密性能を高める事は大切ですが、、、、
とある、断熱材メーカーの資料を見た時に
省エネエコ住宅の最先端を行くドイツでは透湿外皮が確認申請で義務化と書いてありました。
「透湿外皮の重要性」の本気度を感じます。
もしかして日本は周回遅れしてないかい???
自然素材で呼吸する家が、人、動物にも優しく、改修等のリサイクルにも繋がり
安心して長く住み継げるエコな家なのだと思います。