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寝室の断熱改修 vol 1

2024 02 04
寝室の断熱改修の依頼を頂き工事させて頂いています。

築60年以上経つ家で、壁下地には土壁が使われており年代を感じます
断熱性能は数年前に木製シングルガラス窓からアルミペアガラス窓に入れ替えてあるくらいで、
ほぼ無断熱といえる状態です。
6畳+2畳分の押入空間を8畳1間とし、暖かく休んでもらえるような
快適な寝室空間に変貌させていきます!

真壁造りの既存壁を残し、新たに下地を起し大壁にします
目透かし張りのベニヤ天井は解体し、天井高さを約200㎜下げ新たな下地をつくります
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断熱施工まで終えました。
白くふわふわしたのが断熱材です、ポリエステル素材の断熱材です
見た目は一般的に多く使われているグラスウール断熱材とよく似ていますが
素材が繊維毛系という点が同じですが特性は全く異なる断熱材です。
ワームスが新築で使う羊毛断熱材と似ており
とにかく湿気強い!というのが私のお気に入りポイントです

1年を通して気温差が大きく、夏は高温多湿、冬は雪も積もる富山
冷房や、暖房を使うととにかく壁内結露を起しやすい地域なので
湿気に強いという特性が凄く適してると思います。
劣化せずに長く性能を保つ事がポイントです!
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天井は2重敷とし、温かな暖房の熱をしっかり保温する事を期待します。
施行してても、不快感の少ない素材は、住まいされる住人の暮らしの快適性にも
必ず反映されます。
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畳敷きだった床は、経年での床梁の反りが酷かったので
解体し新たな下地をつくりました。
背105㎜の床垂木を使い、垂木間にァ105㎜の断熱材を入れていきます。
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ワームスの新築で標準となっている
カーボン入りのEPS断熱材です、分かりやすく言えば発砲スチロールです。
こちらは湿気を通さない素材です。
それぞれの断熱材の性能がしっかり発揮出来る様、
施工性等検討し適材適所で使い分けています。
決して断熱性能の高い断熱材が良いというわけではありません!
環境、状況に合った断熱材を選び、確実な施工する事が重要です。
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住い手さまから3年前に買ったオイルヒーターを使わずに閉まったままだと聞きました。
小さすぎて部屋を暖めれるパワーが足りなっかったとの事
そのオイルヒーター1つでも十分温められる快適な空間へと変貌させていきます!
楽しみにしていてくださいね♪


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