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どんな木材を使い家を建てるのか?
2025 01 29
『古善の家』
木材屋さんにて構造材(梁桁等の横架材)
の選木&番つけ作業を行ないました。
広い土間スペースに一斉に並べて確認出来るので効率良く木材を確認できるので
毎回行う必須作業となっています。
毎度の事ですが、とやま県産材での杉材で
自然乾燥材の仕上がりに近い低温乾燥材で用意して貰ています。
60℃の温度で最低でも3週間、乾燥機に入れて仕上げてもらっています。
ちなみに高温乾燥の場合は90℃~120℃で10日~2週間との事。
温度が低すぎると、なかなか乾燥が進まないし
逆に温度を上げすぎると繊維破壊が起こり
ワームスの望む木材にならないので、試行錯誤と経験で今に至り
拘りの木材を用意してもらっています。
いつも協力して下さる野村木材さん、ありがとうございます。
含水率も平均20~30%とまずまずです。
自然素材の木の家を検討させてる方は、木材乾燥には絶対拘って頂きたいです。
高温で水分を抜き切らない事で木は生き続けます。
精油分が残り色艶香りが良く粘り強さに防虫防腐効果も残ります。
家が建ってからも、ゆっくり乾燥が進み事で水分が抜け木の繊維が締まり
今後より強くなっていきます。
結果とし丈夫で長持ちする家づくりに繋がってます!
断熱性能に耐震性能も大事ですが、
どんな木材を使い家を建てるのか?も、同じくらい大事な事だと考えています。