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ものを大切にする思いの家づくり
新しさの中に古い良き味わいが漂う家にしたい
この想いから『古善の家』と名を付けました。
解体業がお仕事の住まい手ご主人に
家づくりに少し古材を使いませんかと提案しており
用意していただいてた古材が工場に入りました。
大黒柱として使われてた欅柱
煤け汚れた漆塗り材から時代を感じます
汚れたさまにも魅力を感じるのですが
今回はそこそこ綺麗に削り直し再利用します。
ホゾ穴加工や切り欠き等の大工仕事痕の古材感を
敢えてデザインとし取り入れていきます
強度の高い欅材ですが、さすがに木材欠損が大きいので
構造的な役割は持たせない化粧梁としリビング土間で使う予定です。
梁背40㎝程の大きな欅梁もあり
こちらは少し小さくなるよう製材所にて挽き直してもらいました。
木目が浮き出てきました!
一削りするだけで木はこんなに綺麗になります
イメージ通りの形状に製材してもら事ができ大満足♪
この梁は吹抜け空間に架ける予定です。
新しい家に古材を使う
現代の家づくりではとても稀な事だと思います
しかし古い家のリフォームや解体現場に立ち会うと
古材を再利用してる家は意外に多くあります。
昔は伐採、運搬、加工等、ほとんどが人力で作業でした
建築木材は多くの労働者の手によって用意された凄く貴重なものだったのだと思います。
時代は進化し暮らしが豊かになり何でも簡単に手に入り
新品が当たり前と思う時代になりました
しかし近年では少し変化が生じています
環境破壊、世界紛争、インフレによる物価高、、、、
価値観を改め、もっと物を大切にしてく時代に入って来てる様に感じています。
ものを大切にする思いに共感もらえるよう
古くても良いと思うものは積極的に使い
少しでも多くの方に魅力が伝わり
良かったと感じていただける家づくりを進めていきます。