『加茂の家』Garage house
2013.05.17
『加茂の家』Garage house は
母屋と渡り廊下で繋ぐガレージハウスです。
敷地は母屋と隣地境界との間口が約7.5mで裏間口約6m
奥行約11mの台形敷地で、建築条件が厳しい中でのプランニングとなりました。
写真では分かりずらいですが敷地に合わせた
角度の台形の家になっています。
車が好きな住まい手がこだわった電動シャッターは
天井まで開口し
黒く塗った梁、柱に、白の壁と和な雰囲気が
外観からはイメージつかない仕上がりとなり
通行人や来客者を驚かせているようです。
土間仕上げはオイル汚れに強い
カラクリート仕上げ。
柿渋塗りの折りたたみ木製デスクは
セミセルフビルド
格子戸を引けば小さな玄関
三角形のケヤキの敷台板に
たっぷり収納できるシューズクロークが完備しています。
1階には将来の子供室。
間口2.7mの収納を2枚引戸でつくりました。
大きな収納戸と白を基調とした仕上りが
スッキリとした空間をつくっています。
漆喰塗壁に神代ケヤキの木壁ニッチが栄えます。
階段材はあすなろヒバ
ヒノキチーオールをたっぷり含み抗菌効果に
程よい柔らかさと温かさがある板で
素足で上がると、とても気持ち良い階段に仕上がりました
階段を上がった横に洗面
その前にトイレを設けてあります。
来客者に配慮し
洗面の鏡裏ニッチ収納、トイレニッチ収納と
扉を付け生活感を見せない工夫をしています。
2階に居住スペースがある事で小屋組みの見える
天井高さのある開放的なリビングが実現しました。
床に座ると、高窓には空の模様が映り
天気の良い日は青空がとてもきれいに目に入ります。
2.6m幅の長戸窓からベランダへ外との繋がり近く感じます。
太い杉丸太は大工の木組みで組んであります。
目に見える、しなやかで力強い構造は住まい手に安心を与えてくれます。
ステンレス天板のシステムキッチンに
オリジナル造作カップボード
縦長窓の窓枠は、お子さんの特等席!
主寝室にも太い丸太梁が架かっています。
住まい手のアイデアで丸太梁の上に間接照明を取付
柔らかい明かりが心を落ち着かせてくれますね。
リビングに架かる梯子を上がり
小屋裏ロフトにつながります。
しばらくはご主人の趣味室として使用
柔らかい杉板はお昼寝場所に最適です。