柱材と、にらっめっこ
2018.05.02
先日、木材屋さんにて選木作業をおこないました。
『ふじの木ごこちHouse』では大半が真壁つくりで
53本の化粧柱を使います。
※真壁とは、柱を表しで見せている壁を言い、和室に多く使われている壁。
また大壁とは柱をボードなどで隠し、柱の見えない壁の事を言い、洋間に多い壁。
『ふじの木ごこちHouse』の真壁は
高級和風住宅のような柱を使用した真壁ではなく
1等材(節、割れもある安価な木材)を使っての真壁になります。
同じ1等材でも、並べ見比べてみると1本1本に違いがあり
どこに、どの柱を持っていくか表情、癖を見極め
柱材と、にらっめっこをしながら番つけを行いました。
構造材(梁、桁)も同じく確認しながら番つけです。
こっちは含水率も計測しながらの選木作業です
プレーナー(木を削る)前の荒材で、倉庫で長く保管されていたせいか
すこし黒く汚れていましたが、そのぶん乾燥具はバッチリで、しっかり自然乾燥材に仕上がっている感じです。
長尺物だけ少し乾燥が甘めでしたが、小屋梁に使うので問題なしです。
黒い表面の裏には、色艶が良い木肌が隠れています!
木を1本1本見て触れて確認する選木作業
以前、一緒にお仕事させて頂いた
設計事務所さんのこだわりを見習い弊社でも実践しています。
手間のかかる作業ではありますが
いい木の家をつくるには欠かせない作業とあらためて感じています。