手刻みは大切な伝統
2020.02.21
工房では刻み作業を進めています。
プレカット加工で建つ家が大半を占める現代
手刻みの良さにご理解頂き、手刻み加工をさせて頂いています。
「手刻みは手間がかかってとても高いんでしょ?」 とよく聞かれます
「プレカット加工と変わりません」 と言えば嘘になりますが
ワームスでは極力プレカットに近い価格になるよう努めご提案させて頂いています。
まずワームスの特徴でもある化粧表しでの真壁造り、登り梁や丸太梁を使う小屋組み構造
での加工は、プレカット加工では出来ない箇所もあり、必ず人による手加工部分が生じてきます。
プレカット屋さんに頼んでも結局はプレカット工場の大工さんが加工することとなり
これがとても高額な単価となり出てきます。
木部が化粧表し仕上げが多いため、カンナ仕上げ、サンダー仕上げ等の仕上げ作業も発生し
私の納得のいく仕上がりでお願いすると、ますます単価が跳ね上がり
ましてや、人の手ですので仕上がり精度も不安定。
結局はプレカットの外注に出しても、思ったほど安くはならず
なおかつ納得いかない出来になるのであれば
自分たちの手で、自分たちがいいな~と思う仕事を残したい
そんな思いで、手刻みの家づくりに力を入れています。
ワームスはオール手刻みで!!!が理想なのですが
プレカット併用手刻みと、オール手刻みでは加工にかかる工期にどうしても差がでてしまい
こちらの工事時期の都合や住まい手さまのご希望竣工に間に合わず
手刻みとプレカット併用での家づくりもおこなっております。
強みでもあり弱点でもあるのですが
少数精鋭での、手づくりにこだわった家づくりをしてますので量産はできず
仕事が重複すると、お待たせしてしまうことも、、、
上手く回ればよいのですが。。。
ただ、お待ちいただけるのであれば手刻みでしかできない大工の技を惜しみなく駆使し
住まい手さまに喜んでいただけるよう努めてく想いでいます
若い大工職人を育てる事にも手刻みは大切な伝統
ワームスに限らず、ここ富山でも手刻みでの家づくりを推奨し頑張っておられる方々がいます。
一人でも多くの方々に 手刻みの家 の良さを知って頂き
応援して頂ければ嬉しく思います。
グローバル化しIT産業が進む現代で逆行?
いえいえ 進化!!!してると思ってます(笑)
下手な長文を読んでいただきありがとうございます。
大工の誇る伝統技接手
丸太梁に柿渋塗装
柱墨付け
日々成長するよう努力しています。
内部割れのない、粘り強いこだわりの柱
こだわり内容はまた今度アップさせていただきます。