どう提案していくか?
2021.08.22
『はばたきhouse』
外部足場を外し、家の外観全体が見えるようになりました
屋根形状は前後ろの切妻屋根となっており,
屋根勾配の流れ方向には深い軒、妻側はスッキリとした軒レス屋根のお家です。
深い軒下には木のベランダを設え、内と外をつなぐ心地よい場所になりました。
天気が良ければ剣岳が望めるのが分かり、予想してなかった眺望に
テンションも↑↑↑
軒レス屋根はスッキリした箱型の外観となり
通勤中にも軒レス屋根の建築現場をよく見かけるので
近年の人気ぶりを感じます。
私も好きで、提案させてもらってます、直近だと『木なネコhouse』がそうです。
皆さんも小耳にはさみ、ご存知かと思いますが
ウッドショックを皮切りに、現在建築資材がじわりじわりと高騰傾向にあり
家づくりを検討されてる方には大きな障壁となってきてます。
今までどおりの提案をしてくと、質は変わらず価格だけが上がり
住まい手だけが損を負うような状況になってしまいそうです。
これでは、これから建築される方々が可愛そうです。
なんとかせねばという思いです。
高くなったぶん、単に安価なものに切り替え価格調整する事は
家の性能を下げる事につながるので注意が必要です、
アンテナをはり、少しでも安く良いものを仕入れできるよう努力することも必要
デザイン重視した複雑な形からシンプルな形として職人手間を少なくするのも一つ。
1例ではありますが、
軒レス屋根にし建築面積を減らす事でコスト削減するのも有りと思います。
(軒が無くなることでのデメリット対策ができててこそですが)
みなさんにも考えていただきたいです。
大きい=裕福とは限りません!
少しくらい小さな家でも、豊かな暮らしを過ごせると思いますし、提案出来るとも思っています。
お金だけでは得られない価値をどう提案してくか?
今まで以上に私達つくり手の課題であると感じています。