木材の乾燥について
2023.05.10
前回ブログ、選木作業の続き
含水率(木の単位体積当たりの水分量)も確認していきます。
乾燥による木の伸縮を考えると、20%以下が理想ではありますが
ワームスでは30%以下になるよう木材屋さんに乾燥をお願いしています。
カラカラに乾燥した "高温乾燥材" を使えば
木の伸縮による影響はほぼ受けないのですが
ワームスでは使いません。
見た目は木だが性能は木ではなく、
自然素材というより、ほぼほぼ工業製品
なんだかな~~~って感じです。
ワームスの使用する木材は
自然乾燥&低温乾燥併用での乾燥材に拘っています。
ゆっくりと低温で時間をかけ乾燥させた材は色艶、香り、粘り強さ、調湿効果等、、
木本来の持つ特性が損なわれることなく、人や動物に優しい最高の建築材です!!!
これも木材屋さんの努力により実現出来てます、ありがとうございます。
土場に積まれた地場杉材の丸太
日本の山には戦後植林された多くの森林があります。
地場木材は日本の誇る持続再生可能のとても優れた資源です。
しかしながら使用料が少ないため、
管理されず放置された森林があちこちに残ってるのが現状です。
地域の木材を使う循環が上手く回れば、林業に人が入り、山が管理される事で少しづつ整備され
地域環境保全と地域経済の活性にもつながります。
ホームセンターで木材買われる方は外材ではなく国産材を買ってください!!!
外材で建築されてる方は国産材での建築を考えて下さい。
1人1人が意識し変われば、必ず良い方向に進むはず!!!
私達も何が出来るか考え、実行していきたいと思います。