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『木かげの家』工事状況記事一覧

『木かげの家』

2023.12.11

2023年10月 竣工 『木かげの家』

場所    富山市
敷地面積  158.88㎡
延べ床面積 89.23㎡

購入された土地の既存庭の雰囲気が良く、
残せる樹々を活かし、庭ありきでプラン計画が進みました。

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板張りとポーチ下屋部分の白州そとん壁の
自然素材からなる優しい風合いの外観
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リビングの大きな窓から
陽の暖かさと季節の移ろいを感じられます。

欅梁と並ぶ化粧垂木が空間にメリハリを与え
アクセントになっています。
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庭を囲うようにL字に設けた長戸窓によって、奥行と広がりを感じる開放的な空間
時間を忘れてのんびりと過ごせるデッキテラス。
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のんびり寛げる造作ソファーは寝転べる深めの設計
造り付けの家具や収納によって、限られたスペースを有効に使う事が出来ます。
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桐板の造作建具
自然素材ならではの杉や桐の色味や表情の違いを楽しめます。
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住い手の希望により脱衣室の一角ではなく、
単独で設えた、ゆったりとした洗面スペース

鏡付きニッチ、カウンター下にもたっぷりと収納出来る造作洗面

洗面とキッチンに貼ったタイルは、
住い手が持っておられたお気に入りのタイル
光の当り方によって様々な表情を見せてくれます

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対面やオープンなキッチンではなく、パン作りに集中出来る
リビングとスペースを区切った篭れるキッチン

パンを捏ねれるステンレス天板に
メープルの優しい色味のオリジナル木製造作キッチン
使いやすさと木の優しい質感を併せ持つこだわりのキッチンです

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キッチン背面の収納も造作
引出しや可動棚でたっぷりと収納出来ます
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桐板押縁仕上の高級感漂う天井
収納棚とカウンターを設えた子供部屋

上部の回転間仕切りを開けて
冷暖房を共有できる様にしました。
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夜勤明けでお休みされる際にもゆっくり休んでもらえる様、
室内側の壁にも吸音性のあるウール断熱材を施工し、
生地を張った造作障子と建具で明るさを調節出来る様に配慮しました。

間接照明の柔らかな灯りでリラックス出来る空間です。
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前からあった庭木を残し、この庭に合う
樹々、草花を加え
四季を感じながらの暮らしが楽しめる庭になりました。
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こどもみらい住宅支援事業 認定住宅
令和5年度とやまの木で家づくり支援事業 認定住宅
令和5年度とやまの木が見える家づくり推進事業 認定住宅


【仕上げ】

屋根 ガルバリウム鋼板立平葺き
外壁 杉板ァ15㎜縦張り押縁打ち  白洲そとん壁塗り
床  杉フローリングァ30㎜
天井 本実杉板ァ30㎜塗壁  一部塗壁ウォーロ 杉板ァ12㎜ 桐板ァ9㎜押縁打ち 
壁  塗壁ウォーロ 杉板 ァ12㎜ 

【断熱材】

屋根  パワードライ89mm  ウールブレスV-120 +輻射シートの上通気層30㎜
壁   ウールブレスV-120
床   パイナルフォームneo 100mm 

【外皮性能】

UA値 0.57W/(㎡K)


【外部建具・窓】

木製製作玄関格ドア(ペアガラス)
YKKAP APW330(樹脂サッシ、ペアガラス)





見学会&Workshop 開催中!

2023.10.31

木と暮らす家 完成見学会にて
苔玉づくりWorkshopを同時開催致しました。

たくさんの方々にご参加頂き、ありがとうございました。

庭師さんにレクチャーを受け、
皆さんそれぞれに素敵な苔玉を作っておられました。

見学会は10/28(土)~11/4(土)までの期間、
Workshopは10/28(土)・11/3(金)のみ開催致します。

まだまだご予約受付中です。
皆さまのご参加お待ちしております!

詳しくはこちら

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現場に甘い香りが漂ってます

2023.10.17

『木かげの家』
現場の金木犀が花をつけ甘い香りが漂っています!

今月末からのオープンハウスのタイミングに咲いて欲しいと
願っていたのですが、そんなに都合良くはいかないですね。
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1年前、住まい手と初めてこの土地を見に来た時も満開で
甘い香りが漂っていたのを思い出します。
1年前の写真がこちら
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今は剪定してもらい随分スッキリしました!
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この木ありきで計画が始まった家づくりも終盤を迎えています
寂しいような嬉しいような、、、

庭を眺めながら ゆったりと暮らす 
居心地の良い素敵な家になりそうです。








木と暮らす家 完成見学会&苔玉づくりWorkshop 同時開催!

2023.10.16

■ 木と暮らす家 完成見学会 【予約制】

住い手さまのご厚意により、見学会を開催させて頂きます。

自然素材に包まれた心地良い空間、
リビングの庭を眺め、
ゆったりと過ごす心豊かな暮らし

素材と暮らし心地にこだわった
大工がつくる木の家
是非この機会にご体感下さい。


10/28(土)~11/4(土)
①10:00-11:30 ②11:30-13:00 ③13:00-14:30
④14:30-16:00 ⑤16:00-17:30 (各回1組)

場所 富山市西大沢(ワークショップイベントと同会場)

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■ 『苔玉づくり Workshop』 【予約制】

庭を作って頂いた庭師さんにより、
苔玉づくりのワークショップを行います。
植物を育て、日々の暮らしに豊かさを取り入れませんか?

10/28(土)・11/3(金)2日間のみ開催
受付時間 10:00~15:00
参加費  ¥1,500~
所要時間 1時間~1時間半ほど

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↑イメージです。

ご予約・お問合せは
ホームページ問い合わせフォーム、もしくはお電話にてお願い致します。
皆さまのご参加をお待ちしております。












 

いよいよ仕上げ作業。

2023.09.28

『木かげの家』

ボードを貼る前に先行して水廻りなどのカウンターにオイル塗装

造作洗面のカウンター
無垢ヒノキ板の2枚接ぎ材です。
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ニッチ収納のある
カウンターW1800のゆったりとした洗面スぺースになる予定です
うらやましい~(≧◇≦)
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玄関ホールのパドック材カウンター
こちらは蜜蝋オイルで真っ赤な濡れ色になりました
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プラスターボードを貼っていきます
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造作キッチン収納
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造作収納内など細かいところが多く、養生をするのに苦戦しましたが、
無事、養生とパテ下地を終えました。

いよいよ仕上げの塗壁作業に入っていきます。
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外壁材にシラスそとん壁!

2023.09.14

『木かげの家』
玄関ポーチ外壁にシラスそとん壁を施工しています
ワームスの家では、ポイント外壁としてすっかり定番となってる外壁材

「機会があれば」ですが
全面そとん壁仕上も挑戦してみたいですね!

シラスそとん壁での家づくりを検討されてる方
このブログにたどりつかれた方がおられましたら是非ご相談ください。
シラスそとん壁の魅力が活きるよう、ご提案させて頂きます!

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下塗りをしっかり乾燥させた後
仕上の上塗りです。
写真は午前に塗ったのを午後に撮ったものです。
水が引き始め色ムラが出てるのが分かりますか?
塗ったばかりは、沢山水が含んでいるので濃い色に思われますが
乾燥が進むにつれ色も薄くなっていきます。
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数日経ち、しっかり乾いた状態です
この色、ワームス初採用の色です!
ウッドロングエコ塗装の木部とも違和感なくマッチしました。
住い手さま、とても良い色選ばれました。

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急に話が飛びますが
初初づくしで少し納まりが悪かった雨樋

板金屋さんに直ぐ対応してもらい
私のイメージ通りに直して頂きとても綺麗に納まりました。
「ありがとうございます」
最初からお伝えできてれば良かったのですが
今回のように出来上がってからでないと中々気付けない事もあり
板金屋さんには大変申し訳ないことをお願いしてしまいました。


ものづくりに多少の失敗は付き物でもありますが
協力していただいてる仲間のおかげで
より良い家づくりが出来てるなと実感しています。
住い手に喜んで貰う!!ここを1番に
皆が今まで以上に意識を持ち取り組むことで
ワームスの家づくりも必ず進化し続けます。






杉材をふんだんに使った造作工事

2023.09.05

『木かげの家』

杉材をふんだんに使った造作工事に入りました。

壁材には幅150㎜×厚み12㎜の上小材(とやま市産材)を約20坪分

造作家具工事には床材として標準仕様してる
杉1等材、長さ4m×幅180㎜×厚み30㎜の本実加工材を48枚使います。

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杉柾目の幅接ぎ材もポイントで使っていきます。
集成材のような縦接ぎが無く、片面無節の商品なのでスッキリした仕上がりとなります。
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壁の杉板張り
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杉柾幅接ぎ材を使った造作
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前田くんも任された箇所を図面とにらめっこしながら作業しています。



そして、『木かげの家』の大物造作に取りかかりました。
表面がリビング側のテレビカウンター収納で
裏面がキッチン背面の収納棚となる両面使い収納棚です。
cad図面描く分には紙に線を引くだけですので簡単に感じるのですが
これを実際に作るとなるとかなり難しい作業となります。

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私は図面だけ描き、後は針山に任せ工事を見守っていました(笑)
どうやって組んでくのかな~?
途中段階を見てるだけで苦労してるのが伝わってきます。

数日後、、、
全貌が見えてきました!
こちらが表面のリビング側
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こっちが裏面のキッチン収納側
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木枠だけで、なかなか完成イメージは伝わらないと思いますが
建具、引出しも取付く予定となっており、かなり頑張った造作家具です。
完成した際には住い手にも喜んで頂けるはず!!

終わりが見えてきたかと思いきや
この後、造作ソファベンチに造作キッチンが控えています。
造作で造るからには、造作ならではの味わい、使いやすさを追求し
住い手からのご要望に応えれる様、楽しみながら挑んでいきたいと思います!


側溝掃除開始!

2023.09.01

『木かげの家』

現場前の側溝にかなり土が溜まっているので、泥を掻き出して清掃開始。
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ついでに水下のお隣さん前の側溝もお掃除。
この状態ではほとんど排水機能を果たしていなかったのでは・・・?
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お隣さん曰く、
以前は毎週のように地域のみんなで掃除に出ていたが、もう何年もやっていないとの事。
長年蓄積したかなりの泥を撤去し、随分綺麗になりました。



高い断熱性+αの施工 その1

2023.08.23

連日の猛暑日に
「もう、いい加減にしろ!」の怒りから
「もう勘弁してください。」のお願いモードに心境変化してるこの頃です(笑)

今後更に熱くなる事を予測すると
断熱性能を高める事の重要性を強く感じています。

家の部位で熱影響を一番大きく受けるのが屋根です!
屋根の性能が悪いと必ず暑い、寒いといった悪影響がでます。

『木かげの家』では高い断熱性+αの施工で
風土に合った快適な暮らしを目指した屋根の造りとなっています。

分かりやすいよう屋根の仕上から順に写真を入れてみました。

①ガルバリウムの屋根材
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②止水性能に特化したの防水シート
ガルバ屋根の裏は必ず結露します、ここでは透湿性ではなく止水性が重要!
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③野地板
(杉板ァ12㎜)ここに合板を使わないのがポイントであり拘り!
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④通気層(木かげの家では屋根垂木90㎜が通気層になります)
出入り口を設けた通気層で湿気や熱を排出し木材の劣化を防ぎます。これがとても大事です!! 
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⑤遮熱型防水透湿シート
万が一①と②に不備があり水が入ってもここでも防水します。
空気層下の遮熱防水シートなので、屋根からの熱を遮熱し負荷を軽減します。
「高性能断熱材を入れたから大丈夫」という考えに
断熱材への熱負荷を軽減してあげる 優しさ も大事です。
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その2 につづく。

ちょっとした事ですが、、、

2023.08.09

『木かげの家』
外壁に付く給気、排気のフードの取付をしました。
ちょっとした事ですが、拘った施工をしているので見てください。

フード取付は電気屋さんの仕事となるので
電気屋さんと大工がタイミングを合わせ施工しています。

先ずはフードの裏面にシーリング材をたっぷり充填!
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次に外壁とシーリング材が確実に密着するよう押し込みます
板継ぎ目の隙間にも忘れずにしっかりjシーリング充填!
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その上で押縁打ち!!!
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シーリング充填の役割は雨水侵入を防ぐ事
しかしながらシーリング材は樹脂からできた物で必ず劣化します。
劣化が進むにつれ弾性が無くなりシーリング材に剥離や切れが生じ
止水機能が保たれなくなり、雨水侵入し家の老朽化を進める原因となります。
風雨や紫外線劣化に配慮した施工でシーリング劣化を長~く遅らす事ができます!!!!


窓廻りやフード廻りに露出シーリングし
しっかりシーリングしてあるから大丈夫という考えは危険です!!!
家を長持ちさせるためには、そもそも雨が入り難い設計と施工が大事です。
しっかり軒を設えるとか、たとえ侵入しても2次防水も施され通気も良くすぐ乾く等、、、

安くて早く終わるような仕事の家は、確実にメンテナンス時期も早くやってきて
家にかける生涯支出も大きくなります。
10年、20年、30年経って気付くののでは手遅れです!!

なかなか、本質的な所を見抜くのは難しいかもしれませんが、、、
住い手に喜んで貰いたい!!!
ここを1番に考え取り組みに努めていきます。






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