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日々の仕事記事一覧

着々と、、、

2018.12.07

『つなぐ家』
上棟に向け、着々と準備を進めています。
化粧柱は自然乾燥の芯割材を使用します
強制乾燥材と比較し、色艶と木の粘り強さが違います。

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差し金を当てると、芯割後にしっかり乾燥し
木が変形したのが分かりますね
1本1本、木の表情を確認し、番付け後
手押し自動カンナ機で削り、直角に直していきます。
変形しない、既製品柱を使えば、一手間はぶく事が出来るのですが
本物の木の家をつくりたいと思うと、こだわってしまします。

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そして材木屋さんにて梁、桁の選木作業
柱と同じく、確認し番付けです。


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建方後の作業がはかどるよう
化粧野地板(杉ァ30㎜ 本実加工)も選木し
事前にカットしてきました。
予想してた以上に綺麗な板が出てきました
選木効果、楽しみにしていてくださいね!
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そして古材再生!
水洗いで泥などの汚れを落とし
古い釘抜き作業
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電気カンナで削り形を整えていくと
このとおり!!
こんなにきれいになるんですよ。
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奥さま作業場の化粧梁へと生まれ変わります♪




柱の根継ぎ

2018.11.20

過去のブログ記事をご覧いただき
お問合せ頂きました。


長年に渡り、石の上に溜まる水を吸い上げ
木口から腐りがきています。


今回も根継ぎ補修にて対応します。
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既存柱の着色により、墨が見えにくいので
墨上に鑿打ちし、しるしていきます。
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加工した新しい柱の継ぎ手に合わせて既存柱を加工
継ぎ手は追っかけ大栓継ぎ、金輪継ぎとのハイブリットで(笑)

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組んだだけの状態ではまだ隙間が出来ていますが、
栓を打ち込むとこのようにピッタリ納まります。

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無事、しっかりと納まりました。

雨水侵入対策として木口と石の間に
シーリング処理をしておきました。

Mさま、長らくお待ち頂きありがとうございました。
これで塗装のほう、お願いいたします。


どう組むか?

2018.09.20

今朝は半袖シャツでは肌寒く感じるほどの気温
凄く暑かった夏から
過ごしやすい秋へと季節も移ってきてますね。
節の変わり目、体調管理に気をつけお過ごしください。

ブログの方ですが
日々の作業に追われ、なかなか更新できずにいます
すいません。。。
しかし、『zig house』工事は順調に進んでいます。

写真がたまったので、ダイジェストでご覧ください。

基礎工事

コンクリート打設前の配筋
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地鎮祭でお預かりした鎮め物
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ぱっとしない天候が続くなか、貴重な青空の下でベース打設
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養生期間を取り脱枠作業
脱枠前は連日の大雨でプール状態でした(^_^;)

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刻み作業

トラス部分の型板で仮組してみました
これで左半分の大きさ、本番は右と合わせ倍の大きさに、、、
重量も上がるし、どう組むか?
人力だけで組みたいのだが人手はどんなもんだろう?
これも経験、悩みながら日々勉強です!



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普通の家では見る事のない土台の仕口
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継ぎ手はいつもの鎌継ぎ
ただ、一手間加えてありますよ
わかるかな?
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登り梁棟の仕口
普通は縦水でカットの仕口になるのですが
今回はこんな仕口で!
棟木が無く、束で1本1本受けていきます。
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桁継ぎ手は追っかけ大栓継
手刻みでこそできる、最強の継ぎ手です
それにしても桁1本の刻み仕事量が半端ね~~(笑)
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束のホゾ取り
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棟の束頭は屋根勾配で!
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そして柱の選木
全部で24本
全ての柱を確認し、最適な行き場を探してあげます。
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刻みは中盤を折り返しました。

内部の造作仕事

2018.07.15

梅雨が明けたと思ったら、連日猛暑が続きそうです。(^_^;)
先日、西日本を襲った大雨、今年の大雪といい
何か気候変動が起きているのは確実に感じますね!

台風シーズンにも入っていきますし
ほんと、先行きが不安になります。

いかん、いかん、
ネガティブ思考は捨て
今、自分達の出来ることを頑張ろう!

さて、『ふじの木ごこちHouse』は
しばらく、脚踏みしていましたが、また進行し始めました。

内部の造作仕事です。
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工場で加工してきた杉の枠材
既製品ではないので、開口寸法など
現場に合わせ、ぴったり納める事が出来ます。


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カモイと柱の仕口
見えなくなりますが、しっかりホゾを仕込みました。
こういった手仕事が後々の木の家の仕上がりに差が出てきます。

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表裏の両面が真壁で片引き戸袋の壁は
壁厚がかなり薄くなるので、貫穴を掘り
差し貫で対処しました。

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このように
貫穴に貫を差し込むことにより
下地がしっかり固定できるのです!
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天井を貼り、間仕切り壁の下地を終え
だいぶ部屋らしくなってきました。

よしよし、
次は造作家具工事の準備をしていきます。
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太い丸太梁

2018.06.25

『ひなたの家』
いよいよ明日、上棟日を迎えます。


梁、桁、材の選木
柱と同じく、1本1本確認しながら番付け作業を行いました。
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化粧野地板の選木と長さカット作業
約100枚の化粧野地板を、4部屋分に仕訳しました。
左から、WIC→子供室→主寝室→2階ホール

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2階小屋組に架かる4間の丸太梁!!
機械では対応できないので手刻み仕事になります。

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基礎レベルを確認し土台敷き
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アンカーボルトの位置をはかり、穴あけ作業です。

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オールヒノキの丈夫な土台が出来ました。
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1階柱を建て、上棟前の作業をすべて終えました。
明日の最高気温は33℃と予想され
凄く暑い日になりそうです。
気を引き締め、安全第一で作業を進めたいとおもいます。
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オリジナル無垢杉階段

2018.06.23

『ふじの木ごこちHouse』
工事は順調に進んでいます。

壁断熱材ウールブレスが入りました。
透湿に加え、調湿性能も期待でき
仕上げ材の杉板、塗壁に加え室内空調向上に活躍してくれます!!!

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オリジナル無垢杉階段の造作を終えました。
面付の杉板を木取りする事からスタートです。
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分厚い綺麗な踏板が取れました
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廻り階段の三角踏板は板を接ぎあわせ造ります。
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最終段板と梁との取り合い
真壁化粧仕上げなので仕事内容は
かなりテクニカルな内容になっていますが
最近では、大工2人で楽しみながらできる余裕も出てきました。
やっぱり、経験は大切ですね!

仕上がり画像はまたの機会に!
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しばらく止まっていた外壁工事も進みだしました。
意匠的な細かな納まりにも快く対応してくれる板金やさん。

狭い足場の中での長尺外壁貼り作業
ありがとうございます。
仕上がりまでもう少しです!!頑張ってください。


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奥さまが悩みに悩まれた外壁正面塗壁の色も決定し
来月頭には塗壁施工(STO工法の目地無し大壁)に入ります。


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住まい手さまと共に日々の進行を楽しんでいます。

柱材の選木作業

2018.06.12


『ひなたの家』

今日、木材屋さんの倉庫にて
柱材の選木作業を行いました。

『ひなたの家』も1等柱を使用した
杉と塗壁の真壁づくりがベースとなるお家で
約60本の1等化粧柱を使用します。

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1本1本クルクル回しながら4面確認
節、割れの程度を確認しながら
どの柱を何処に持っていくか番付けを行います。
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実際触って、持ってみると
ひなたの家の柱は、何だかいつもの柱より重く感じます。
もしや、含水率が高いのか???
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計測してみると、平均で15~20%
高温乾燥とはいきませんが、そこそこの乾燥具合
となると、重いのは何故???
繊維が詰んで密度が高いのか?
疲れから、ただ重く感じるだけなのか?
う~~~ん、不思議です(^_^;)


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木は本来、自然にて乾燥させるもの
自然に乾燥する事で、木の色艶、粘りも失わず、
木の持つ良い特性が発揮できるのです。

ただ現実は、自然乾燥材の流通はまだまだで
特に安価な1等柱での自然乾燥材なんて、なかなか用意できません。

今回も、木の粘りが失われていない木材を強く要望し
材木屋さんより低温乾燥材での柱を提案してもらい
特注にて用意してもらいました。


20%前後の含水率だとまだまだ、割れてくる事が予測されるので
大事な化粧面が少しでも割れないよう
急遽、芯割加工にて対策!!!

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事前確認の重要性を改めて実感しています。
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小さなことでも、、、

2018.05.27

『ふじの木ごこちHouse』

外壁下地工事まで終えました。
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見えなくなる屋根下地工事を
ダイジェストでupします。

登り梁の上に本実杉板ァ30㎜を敷き打ち付けました。
この板が室内側からの仕上げ天井になります。

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次にフェーノール断熱材を敷き並べていきます。
外貼り工法なので、障害物が無いので
隙間もなく、キレイに施工できます。
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断熱の上に、遮熱型防水シートを敷きます。
このシートの上に通気層があるのが大事なポイントです。
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そして垂木を並べ、
その上に最終野地板を敷き打ち付けていきます。
垂木の背(今回は75㎜)が通気層になり、熱、湿気を遮る働きをしてくれます。
自然の空気対流を利用し、断熱材ばかりに負担をかけないよう考えます。


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杉の最終野地板の上、強化防水シートを敷き
この上にガルバリウム鋼鈑立平葺きになります。
最近では、野地板に合板を使うメーカーさんが多いですが
ワームスでは杉板にこだわり施工しています。
屋根の裏なので、屋根材を外さない限り中の状況は分かりません。
当然、腐っていても気づかない事が多いと思います。
分からないから、いいでしょ。ではなく
どうなるか、分からない所ほど注意、考慮が必要と考えます。

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下屋根の通気もしっかり設けています。
最終的納まりは、ヒミツです(笑)
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真壁なので、窓枠は窓取付前に施工します。
木の伸縮を考慮し大工の手仕事で納めます。

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木を彫りって差し込むことにより、後々の隙間や捻じれを軽減させます。
本物の木を使うには、それなりの大工技術と知識が必要になります。

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換気廻りの防水処理
下地施工の前に、電気屋さんに処理してもらいました。
各職人の仕事に後先がでると、どうしても施工精度が落ちていきます。
小さなことでも、たくさんあると、大きく性能を落とす事にもなりかねません。



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小さなことでも、一人一人が意識し、注意を払い、施工する。
日々進化し続けれるよう、頑張っていきたいと思っています。

しっかり段取り準備

2018.05.12

『ふじの木ごこちHouse』
建ち前まで、カウントダウンが始まりました!!!

建ち前作業が順調に進むよう
しっかり段取り準備を行っています。


化粧野地板の長さを事前に切り
場所ごとに結束します。

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3センチも厚みのある本実加工がされた化粧野地板は
とやまの県産杉で特注にて加工してもらっています。

調湿、断熱、と優れた性能を持った天井材!!
決して 『ふじの木ごこちHouse』 が特別なのでは有りません!

ワームスではこの板が標準仕様になっています。

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屋根垂木を梯子状に組んでいきます。
外観の意匠にもこだわりがあるので、こんな作業も必要になってきます。

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現場は土台を敷きました。
土台、大引き、床垂木、土台火打ち
床下まわりの木材は全て湿気に強く耐久性のある桧材を使います。
見えないところにこそ、丈夫な良材を使う!!

私たちの家づくりの基本です。

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レベル高さも確認し
週明けにはポーチ柱を加工して
材料運搬→足場組立
これで事前準備はバッチリです。

バタバタでしたが、なんとか間に合いました(^_^;)

これで安心して立ち前を迎えれそうです。

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dogテラス完成!

2018.04.07

先行して設置した2階からのサンルーム下に
ウッドデッキを造らせて頂きました。

脚にアンカーボルトを仕込み、しっかり固定していきます。

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規制品ではなく、手づくりなので現場に合わせてぴったりつくることが出来ます。

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桧105mm角の土台は頑丈です!

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床板・ルーバー板を取付、
長さ12mを超えるオール桧の広々としたdogテラスの完成です!

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これだけのスペースがあれば、
ワンちゃん達が元気に遊びまわれますね。

何度も工事の様子を伺いながら、待ちきれない様子です(^_^)

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室内からだけでなく、外からも上がれる様に階段を設置しました。
お散歩帰りにウッドデッキに直行できます。

ワンちゃん達のお気に入りの場所になれば嬉しいです(^v^)


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