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調湿記事一覧

高い断熱性+αの施工 その1

2023.08.23

連日の猛暑日に
「もう、いい加減にしろ!」の怒りから
「もう勘弁してください。」のお願いモードに心境変化してるこの頃です(笑)

今後更に熱くなる事を予測すると
断熱性能を高める事の重要性を強く感じています。

家の部位で熱影響を一番大きく受けるのが屋根です!
屋根の性能が悪いと必ず暑い、寒いといった悪影響がでます。

『木かげの家』では高い断熱性+αの施工で
風土に合った快適な暮らしを目指した屋根の造りとなっています。

分かりやすいよう屋根の仕上から順に写真を入れてみました。

①ガルバリウムの屋根材
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②止水性能に特化したの防水シート
ガルバ屋根の裏は必ず結露します、ここでは透湿性ではなく止水性が重要!
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③野地板
(杉板ァ12㎜)ここに合板を使わないのがポイントであり拘り!
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④通気層(木かげの家では屋根垂木90㎜が通気層になります)
出入り口を設けた通気層で湿気や熱を排出し木材の劣化を防ぎます。これがとても大事です!! 
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⑤遮熱型防水透湿シート
万が一①と②に不備があり水が入ってもここでも防水します。
空気層下の遮熱防水シートなので、屋根からの熱を遮熱し負荷を軽減します。
「高性能断熱材を入れたから大丈夫」という考えに
断熱材への熱負荷を軽減してあげる 優しさ も大事です。
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その2 につづく。

白州そとん壁下地

2022.01.27

『kurumiの家』
防水シート貼り上に木下地状態のまま手つかずだった壁
天気が良い間に工事を進めて行きます!

仕上がりは 白州(シラス)そとん壁 という塗壁仕上になります。
説明すると長くなるので、白州そとん壁特性についての説明は割愛させてもらいます(>_<)
木下地の上構造用合板下地を貼りました。
木下地と合板間に通気層を設け、しっかり通気し
湿気が軒裏から抜ける様にしてあります。
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合板下地の上、左官用の透湿防水シートを貼り
ラス網を打ち付けていきます。
合板継手ジョイントや窓廻りの角等、クラックが発生しやすい箇所も
しっかり補強しながらラス貼りしていきます。
左官屋さんの丁寧な仕事に感謝!!
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下塗り材にメッシュ―シート貼り作業です。
下地材とメッシュシートが確実にくっつくようスタイロ鏝で押さえます。
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メッシュ上から下塗りを重ね塗り
ほうき引きにて下塗り終了、表面を凸凹させる事で
上塗り材の付きが良くなります。

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しっかり乾くまで1週間程養生期間をとり
仕上作業に入ります。
天候で工事進行が左右されるのと、施工管理も難しい材料のため
施工する側としては厄介で扱いにくい材料ですが
風合いあるとても魅力的な塗壁材の 白州そとん壁!!!
家づくりを楽しみながら造るワームス(住まい手含む)の心を揺さぶります(笑)
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1年点検

2021.08.31

昨年7月竣工の『木なネコhouse』
1年点検に伺って来ました。

鎧張りの杉板もいい色味になり風合いがでてきました。

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庭づくりに家庭菜園、ご夫婦共に新たな趣味として
楽しんでおられるお話しを聞かせて頂きました。
研究熱心な住まい手さま、日夜動画で勉強中との事
今年は上手く作れなかった菜園も、来年は改善されきっと豊作間違いないですね!

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玄関先の鉢の中にメダカを発見!
ひとつひとつがオシャレだわ~~~
ほんとセンスの良い住まい手さまです。
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家の中での暮らしぶりも聞かせていただきました。

2階リビングで少し暑いかと思いきや、
今年の夏は12畳用エアコン1台27.5℃設定で快適に過ごせてるとの事
しっかりした断熱性能はもちろん
木、塗り壁、羊毛断熱がしっかり湿度コントロールし
快適な空間が実現できてるなと、改めて実感しました。

愛猫きなこちゃんを思い造った、キャットウォークも
ちゃんと活用してくてくれてるとの事♪

快適なお家の中で、暮らしぶりを聞かせてもらい
時間を忘れて、ついつい長居してしまいました。

楽しみながら暮らしておられるご様子に我が事のように嬉しくなりました。







何だか涼しい~?

2021.07.01

『花あかりの家』

今日は現場にて塗装作業です(^^)/

元々シックな色味の米杉材ですが、
自然塗料によって今後更に深みが増していきます。

外部のアクセントとして使う材料なので、どのように活きてくるのか楽しみです♪
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ラワンべニアもオイル塗装で濡れ色に変身!
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玄関ポーチの軒下の作業は日陰とはいえ、蒸し暑い・・・(-_-;)

塗装作業を終え、現場内に一歩入ると何だか涼しい~?
これもしっかりとした屋根断熱と
調湿作用のあるウール断熱材の効果でしょうか(^^)/

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大工工事は階段取付に入りました。
どんな仕上がりになるかお楽しみに♪

明かりを絞り、まったりと

2021.06.26

だいぶ蒸し暑くなってきましたが
我が家ではまだ、エアコンを使わずとも快適に過ごせています。
木、塗り壁、断熱材といった自然素材の調湿効果が利いてるのだと思います。

夜は照明の明かりを絞り、まったりと
窓から入る風で揺らぐレースカーテンが涼しげです。
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お気に入りのアングル
木組み天井陰影が綺麗です。
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気分転換で畳に座り晩酌
身体だけでなく、心を休ませることも大事です。
ただし、飲みすぎ注意ですが(笑)
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生きている証

2021.04.24

工房では引き続き 『はばたきHouse』 の加工作業に入っています。
梁桁の横架材は乾燥中なので、先行して柱材の加工を行っています。
気持ちの良いお天気が続き、作業がはかどります(^^)/

ずら~っと並んだ柱材
全ての柱を確認しながら番付けです
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『はばたきHouse』では柱と梁に2本のケヤキ材を使用した
木組みのリビング空間となります
神社やお寺にも使われるほどの木材でとても堅いのが特徴で
高価な木材です
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ほとんど白太の入ってない赤身のケヤキ柱
ホゾ加工すのも大変そうです
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梁になる材は入り皮部分があったのでサンダーで削ります。
これも無垢材ならではの味になります。
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続いて柱の加工
ワームスの家は真壁づくりのお家が多いです
真壁とは柱を表しに使う造りで、ごまかしがききません!
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無垢柱は呼吸し、調湿もしてくれますが、
伸縮する事によって木の狂いが生じる事があります。
しかし、それは木が生きている証でもあります。

環境や経年変化にも対応出来る様、
1本1本、木の個性を見ながら細かな箇所にもこだわり、丁寧な仕事を心掛けています。
手加工だからこそ成せる技です。

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超仕上げ鉋で仕上げる前の中仕上で電気カンナがけ
順序を重ね、フラットなツルツル表面の柱に仕上がっていきます。
永く大事に使って頂きたい一身で手間を惜しまず加工します!!
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羊毛断熱材

2021.01.24

ワームスのつくる家の大半は
壁の断熱材に ウールブレス 羊毛断熱材を使っています。

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羊毛ですのでもちろん自然素材
無垢杉の構造材や塗壁の仕上げ材との相性が良く
居心地良い空間づくりに最適な断熱材です。

どのように施工してるかご紹介

外壁周りに面する柱と間柱の間に入れていきます。
ロール状の物を伸ばし上から下にタッカー(ホッチキスに似た針釘)で留めていきます。
上部は重みで垂れ下がり欠損しない様、少しへの字に折って留めるよう心がけています。
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下部は梁と下地材&床板(約3~4.5センチ)の段が隙間となり欠損しない様
あらかじめ手で裂いたウールを詰めておきます。
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換気、エアコン等のスリーブ廻りも欠損しやすいので
あらかじめ裂いたウールをスリーブ廻りに留め付けしています。
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その他、小さな隙間も手で裂いて詰め込むことができ
施工性がとても良く、高い精度で性能発揮できると思っています。

何より素手で触るとモコモコでとても暖かさを実感でき
実際現場で施工する職人、私たちにも安全で体にやさしい断熱材。
施工する人が不快で嫌がる物が、
住まう人や自然環境にっとって良いはずが無いと考えます。


ここからちょっと ひとり言

地球温暖化による自然災害が多発し
世界は、大きな脱炭素社会を目標に掲げ
建築業界でも建物の省エネ性向上に向かい著しく進化しています。
●高性能な断熱材を使い、建物の断熱性能を良くする。
●省エネルギーな設備機器を設ける。
●ソーラーパネルといった自家発電機器で電力を賄う。

上記のような方法で使用エネルギーを削減し
化石燃料による発電に頼らない世界にしていく!!
確かにその通りだと思うのですが、どこか腑に落ちない、、、自分

高性能断熱材や高性能設備機器を作るのにもエネルギ―は必要ですし
劣化による耐久性はどうなのか?、設備機器に関しては寿命は10年~長く持って15年?
機器に至っては頻繁に入れ替えが必要?
家本体の改修時に掛かる解体費用、最終処分に掛かるコストは?これって本当に省エネなのか?

まだまだ勉強不足で、
これが絶対だとは言い切れないのですが
●パッシブ設計を取り入れ、自然環境を上手く利用する
●なるべく再生可能な自然素材を使う
●取替の利かない永く使うものを重要視し、提案する
●一人一人が無駄なエネルギーを使わないよう心がけることを提案する
先にも後にも人と環境に良いと思えるものを自分なりに見定め
家づくりを行い、自分自身進化出来ればと思っています。

丁寧な仕事の積み重ね

2020.12.05

『涼風の家』
現場は順調に進んでいます。

電気配線工事の現場打合せを行いました。
スイッチ、コンセント、照明等お話しさせてもらうのですが
現場だとイメージしやすく後々の変更も少なくなり、実施しています。
梁表し構造なので配線も一筋縄とはいきません。
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外壁板金工事も進んでいます。
軒天との取り合い部から、しっかり通気が取れるよう板金屋さんと打ち合わせをし
確実に施工してもらいました。
空気は通すが、雨は入れない!
基本中の基本ですが、板金屋さんの経験と技術があってこそ!なのです。

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換気ダクトと面材との取り合い
外部からウェザーシートを貼り防水気密処理はしてあるのですが
内部からもウレタン充填し気密処理しています。
丁寧な仕事の積み重ねが確実に気密断熱性を高めると信じ行っています。

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2階は壁断熱材がキレイに入りました。
羊毛断熱材で調湿性能もあり、湿気に強い断熱材です。
仕上げ材に塗壁、無垢杉板を使うことにより
壁内結露の無い、呼吸する壁ができ
数値では表せない、心地よい快適な室内環境を作ってくれます!!
モコモコを見てるだけでも暖かく感じます♪
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塗壁作業

2019.03.27

さて、現場状況ですが
塗壁作業に取り掛かりました。

まずはビス頭とボード目地のパテ処理からです。
ビスは150㎜ピッチで打っているので半端ない数ですが
黙々と作業を進めます。

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パテ処理後の壁
地味な作業ですがとても大切な工程です。
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養生作業をして、目地にファイバーテープを貼り付け
いよいよ塗壁を塗っていきます!!

今回は住まい手奥さまにも、
仕事の合間の短い時間ではありましたが
セミセルフビルドで参加して頂きました。
作業しながら色々お話でき、とても楽しい時間でした(^v^)

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漆喰、珪藻土、ゼオライトでつくられたmade in北陸の塗壁材
高温多湿な富山の気候風土に適した、もってこいの塗壁材です!!!


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一部、杉板、シナベニアも使っていますが
壁の大半が塗壁仕上!
杉の色味とも相性抜群で
明るく心地よい空間に仕上がります。

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タタミの間は雰囲気を変え刷毛引きで仕上ます。
今回も良い仕上がりになりそうです♪
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オリジナル無垢杉階段

2018.06.23

『ふじの木ごこちHouse』
工事は順調に進んでいます。

壁断熱材ウールブレスが入りました。
透湿に加え、調湿性能も期待でき
仕上げ材の杉板、塗壁に加え室内空調向上に活躍してくれます!!!

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オリジナル無垢杉階段の造作を終えました。
面付の杉板を木取りする事からスタートです。
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分厚い綺麗な踏板が取れました
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廻り階段の三角踏板は板を接ぎあわせ造ります。
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最終段板と梁との取り合い
真壁化粧仕上げなので仕事内容は
かなりテクニカルな内容になっていますが
最近では、大工2人で楽しみながらできる余裕も出てきました。
やっぱり、経験は大切ですね!

仕上がり画像はまたの機会に!
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しばらく止まっていた外壁工事も進みだしました。
意匠的な細かな納まりにも快く対応してくれる板金やさん。

狭い足場の中での長尺外壁貼り作業
ありがとうございます。
仕上がりまでもう少しです!!頑張ってください。


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奥さまが悩みに悩まれた外壁正面塗壁の色も決定し
来月頭には塗壁施工(STO工法の目地無し大壁)に入ります。


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住まい手さまと共に日々の進行を楽しんでいます。

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